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関節リウマチと歯周病

関節リウマチと歯周病

口腔内の慢性炎症性疾患であります歯周病は、糖尿病、心血管障害、肥満、誤嚥性肺炎などの内科的疾患や低体重児出産・早産の発症に関連します。近年、関節リウマチにも歯周病が関連していることが分かりました。関節リウマチの患者さんに歯周病があると、関節リウマチがより重症となり1)、また、関節リウマチに対する生物学的製剤の効き目が低下する2)可能性が示唆されました。関節リウマチを最新の薬物療法によって、より一層、改善させるためにも、関節リウマチと診断された際に、歯科クリニックを受診して、歯周病を含む口腔内衛生状態を調べておくことをお勧めいたします。歯周病をしっかりと治療することで、関節リウマチの痛みが軽減するかもしれません。

関節リウマチと骨粗鬆症

骨粗鬆症とは、骨の強度が低下して脆くなり、骨折の危険性が高まった状態です。骨粗鬆症のリスクとしては、閉経・加齢・寝たきり・関節リウマチなどの炎症性疾患・ステロイド剤の長期使用などがあり、骨密度の減少とともに構造や材質も劣化させ、骨強度を低下させます。
関節リウマチは、40〜50歳代の女性に好発します。この年代の女性の皆様は、更年期を迎えますが、上記のように閉経による女性ホルモンの減少は骨粗鬆症のリスク因子となります。更に、関節リウマチの治療の中で、特に治療初期には抗リウマチ薬の効き目を助ける意味で少量のステロイド剤を消炎鎮痛薬として併用することがあります。上記のようにこのステロイド剤も骨粗鬆症のリスク因子になります(ステロイド性骨粗鬆症)。関節リウマチの治療によって関節の破壊を防ぐことができても、骨粗鬆症が進行して骨折してしまっては、日常生活の大きな支障となってしまいます。この様に、リウマチ診療においては、並行して骨粗鬆症の対策を行うことがとても重要です。当院では、骨密度測定による骨粗鬆症の評価、及び、骨粗鬆症の治療も合わせて行わせて頂きます。

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